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血液から見える健康-第4回 HbA1c国際標準法について

HbA1cの標準化で、測定法差や施設間差を最小に

今回はHbA1cに影響を与える要因について詳しく見ていきましょう。

第2回目のコラムで、HbA1cの測定法には、HPLC法、免疫法、酵素法などがあり、これらの測定法によってHbA1c値が変わることがあるという話をしました。

このようなHbA1c値の測定法差や施設間差を最小にするため、HbA1cの標準化が図られています。
共通のHbA1c標準物質を用いた手順で測定することで、測定法や施設が異なってもできるだけ同じHbA1c値となるよう、HbA1c標準法が用いられます。
ちょうど重さを量る天秤ばかりをイメージするとわかりやすいと思いますが、このHbA1c標準物質は天秤ばかりの基準分銅にあたるものです。

しかし、実はこういったHbA1c標準法は国や地域によって違いがあり、いくつか存在しています。
日本のJDS(日本糖尿病学会)法や、欧米のIFCC(国際臨床化学連合)法、NGSP(国際グリコヘモグロビン標準化プログラム)法などです。

これらの標準法間でHbA1cの定義や標準化のプロセスが異なることから、HbA1c値が異なってしまうのですが、日本が用いているJDS法を基準に各標準法との関係をあらわすと以下のようになります。

JDS値(%) IFCC値(%) NGSP値(%)
5.03.65.3
6.04.76.3
7.05.77.3
8.06.88.3
9.07.99.3
10.08.910.3

また、日本糖尿病学会のHbA1c基準値を各標準法にあてはめると以下のようになります。とりわけ、IFCC値が低めになっていますが、これは他の標準法では測定対象となるHbA1cの定義がやや広くなっているのに対して、IFCC法ではより細分化して明確に定義づけられているためです。

JDS値(%)4.3-5.8
IFCC値(%)2.9-4.5
NGSP値(%)4.6-6.1

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