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糖尿病・よもやま話

-第6回 妊娠がきっかけで糖尿病に?

妊娠糖尿病って?

「妊娠糖尿病」。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、妊娠をきっかけに糖代謝異常になってしまうことです。妊娠中の糖尿病には、さまざまなリスクがあります。今回は、この妊娠中の糖尿病についてお話ししましょう。

妊娠中の女性に見られる糖尿病には2種類あります。ひとつが「妊娠糖尿病」で、定義は「妊娠中に初めて発見した糖尿病に至っていない糖代謝異常」、つまり妊娠前は糖尿病ではなかった女性が妊娠して糖代謝異常になってしまったケースです。
そして、もうひとつは妊娠する前から糖尿病だったケースで、これは「糖尿病合併妊娠」といいます。

これらは厳密には区別はあるものの、どちらも血糖が高値を示していること、そして高血糖の状態が妊娠・出産に大きな影響を与えるのに違いはありません。

糖代謝の異常によって、どのような影響があるのか見てみましょう。
まず、母体では、糖尿病合併症の悪化、流産、早産、妊娠中毒症の発症リスクが大きく増加します。胎児では、奇形や巨大児、胎児仮死のリスクが増えますし、新生児では、低血糖、高ビリルビン血症などが通常より多く認められるという報告があります。
また、出産(分娩)自体が困難になることも多いため、妊娠中の糖尿病には適切な治療が必要です。

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