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Come On! 糖尿病教室

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-第22回 新しい糖尿病治療薬で血糖値が良好に

ダイエットが成功しない糖尿病患者さんが、新しい糖尿病治療薬を服用すると

皆さんこんにちは(^O^)
糖尿病療養指導士(CDEJ)の小宮山です。
前回は、糖尿病腎症に関するお話をしました。今回は、糖尿病腎症に関連して腎機能と新しい糖尿病治療薬のお話です。

 

なかなかダイエットが成功しないOさん50歳

Oさんは職場の健康診断で2型糖尿病と診断されました。身長168cm、体重88kg、 BMIは31.1です。数ヵ月の運動療法と食事療法を続けていましたが、減量できず血糖コントロールもHbA1cが7.9%と依然高い状態が続いていることから、インスリン抵抗性を改善する目的でビグアナイド薬が処方されています。服用が始まって2ヵ月が経過しても血糖コントロール不良が続くため、かかりつけ医より紹介されてきた患者さんです。
主治医と相談の結果、SGLT2阻害薬が追加されることになりました。そしてSGLT2阻害薬の服用を始めて2ヵ月後の外来受診日、採血と採尿のために採血室に来られました。

CDEJ: Oさん、おはようございます。

Oさん: おはようございます。

CDEJ: はい、採血は終わりました。採尿コップをお渡ししますので、採尿が済んだらトイレ奥のカウンターに乗せてくださいね。

Oさん: わかりました。こないだから新しい薬を飲み始めた当初は、しょっちゅうおしっこに行きたくなったけど、今はだいぶんましになったかな。あとね、のどが渇くようになったんだけど、この薬は飲んだらそうなりますよって先生が言ってたねぇ。

CDEJ: 体重はどうですか?

Oさん: 減った、減った。まぁ2~3kgくらいだけど、あんなに減らなかった体重が、薬を飲みだしたら減ってきたから、うれしくって体重計に毎日乗ってますよ。

CDEJ: 体重を毎日測定するのはとても良いことですね。ただ測るだけでなく記録しておくと、例えばスマホに書き込んだりすると、変化がわかるので良いですよ。慣れてきたら、外食の日や宴会の日、あとはスポーツなど体を動かしたときも体重と一緒に書き込むとさらに良いですね。

Oさん: なるほど、記録が大事なんだね。やってみますよ。
 

 

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