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糖尿病の治療薬-第2回 スルホニル尿素薬(SU薬)とグリニド薬

インスリン分泌のメカニズム

糖尿病の治療薬 第2回は、SU薬とグリニド薬について、詳しく説明していきます。 まず、SU薬とグリニド薬の具体的な作用を説明する前に、インスリンがどのように分泌されるのか解説していきましょう。

インスリンは、すい臓にあるランゲルハンス島のβ細胞から分泌されますが、その分泌されるメカニズムは以下の通りです。

血液中のブトウ糖濃度が上昇すると、ブドウ糖は、すい臓のβ細胞の表面にあるグルコーストランスポーター(GLUT2)により細胞内に取り込まれ、ミトコンドリアという部分でATP(エネルギー)が産生されます。
ATPが産生されてATP濃度が高くなると、細胞表面のATP依存性K+(カリウムイオン)チャネルが閉じてβ細胞内のK+の細胞外への流出が抑えられます。
これによりβ細胞膜の脱分極が起こり、電位依存性のCa2+(カルシウムイオン)チャネルが開きます。 そこから細胞内にCa2+が流れ込み、その結果インスリン分泌顆粒が開口してインスリンが分泌されます。

ATP依存性K+チャネルの分子構造は、スルホニルウレア受容体とK+チャネルで構成されていることがわかっています。
SU薬とグリニド薬は、共にすい臓のβ細胞表面にあるATP依存性K+チャネルのスルホニル尿素受容体に結合します。
これにより、K+チャネル閉鎖→K+の細胞外への流出抑制→β細胞膜の脱分極→Ca2+チャネルの開口→Ca2+の細胞内への流入→インスリン分泌顆粒の開口→インスリン分泌となるわけです。

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