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[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

-第59回 ウォーキングとゴルフ-その1

ゴルフで健康に!良い歩きは良いゴルフに通じる

これまで、シニアゴルファーの方々にゴルフのための体力づくりを指導してきましたが、いつも、皆さんがお元気なのに驚かされました。では、なぜゴルフをすると元気になるのでしょうか?

理由は、歩いてゲームを楽しんでいるからだと思います。ゴルフではボールを打ちますが、途中は歩かなければなりません。カートに乗る場合でも、コース内は歩かなければプレイできないので必然的に歩行量が確保されることになります。
ある方のデータでは、約6,000ヤードのコースでカートを利用しなかった場合は20,600歩、カートを利用した場合は15,500歩だったそうです。今、健康日本21(厚生労働省が策定した健康づくりプラン)で目標にしている65歳以上の歩数は男性:7,000歩/日、女性:6,000歩/日です。つまり、ゴルフに行けば、健康づくりのための歩行量を充分に確保できるわけです。

また、当コラムの第28回でお伝えしたように、動脈硬化を防ぐには、単調に歩くよりも血液の流れに変化をつける歩き方が推奨されています。ゴルフは、「歩く」「立ち止まる」「ボールを打つ」という動作の組み合わせなので、運動強度に変化が生じて血流変化をつけることができます。さらに、アップダウンのあるコースでゴルフをすると、上り坂で「少しきつい」と感じるウォーキングを行えるので、第51回でご紹介したミトコンドリアを活性化することによる糖尿病や一部のガンの予防も期待できます。

ウォーキングは、左右足交互に体重を載せ替えて移動する運動です。ゴルフスイングも右足から左足へ(右打ちの場合)体重を移す時のエネルギーを利用してボールを打ちます。つまり、良い歩き方をすると良いゴルフに通じると考えられます。
今回から数回に分けて、ウォーキングとゴルフを関連させた歩き方やゴルフスイングの練習法をお伝えしたいと思います。

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