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イベント

[イベント報告] 夏休み親子おくすり教室 2017年7月26日レポート

2017年7月26日、大阪のくすりの町・道修町にて「夏休み親子おくすり教室」が開催されました。当イベントは、少彦名神社と大阪家庭薬協会、治験のインクロムが企画したもので、今年で4年目、初の平日開催でした。29組の親子が参加し、「わかりやすかった」「面白かった」「ためになった」とご好評の声を多数いただきました。


座学:子どもの骨とカルシウム
ワダカルシウム製薬の磯野正幸先生による「子どもの骨とカルシウム」では、骨の役割「骨格をつくる・体の支点となる・内臓を守る・カルシウムを貯蔵する・血液をつくる」などが、わかりやすく解説されました。
成長期の子をもつ親御さんにとって「カルシウムを多く含む食材と吸収率の違い」などは特に興味深かった様子で「高校生の上の子が毎日牛乳を大量に飲むので気になっていたけど、大丈夫なようで安心」という保護者の声もありました。

お祓いと記念撮影
宮司の別所俊顕氏より挨拶の言葉の後、参加者の健康のため、お祓いがありました。少彦名神社は別名「神農さん」と呼ばれて親しまれる神社で、その名の通り「少彦名命(=日本の薬の神様)」と「神農氏(=古代中国の薬の神様)」が祀られています。皆さん真摯な面持ちで臨みました。
お祓いの後は、治験のインクロムのキャラクターで神社公認のくすりの神様「神農さま」が登場し、記念撮影が行われました。

座学:おくすりのできるまで
田村薬品工業の向井大輔先生による「おくすりのできるまで」では、解熱鎮痛剤のパッケージ写真を見ながら、おくすりには「有効成分」「添加剤」が入っていることが解説されました。そして、これらは正確な量の有効成分が入っていなくてはいけないなどの決まり事があり、錠剤の場合の製造方法や機械の種類と特徴も説明されました。
「薬膳ラムネづくり」もこのうちのひとつと同じ方法です。さらに材料に使われる生薬で、薬膳食材でもある生姜(ショウキョウ)と桂皮(ケイヒ)の食効などの説明もありました。

体験学習:薬膳ラムネづくり
引き続き向井先生の指導により、親子で薬膳ラムネづくりが進められました。
材料や用具が配られると生薬の匂いを嗅いてみるなど、どの子も興味津々な様子で、材料の混ざり具合を見た目や感触を確かめながら工程を進めていきました。
型は本物のチュアブル錠の型と家庭でも手軽にできる製氷皿の2種類を使用し、スプーンの背や割り箸で押し固めていきました。
各グループの補助係や向井先生が「もう少しかな」「次に進んで大丈夫」などアドバイスして回りました。作業に没頭し、予定した時間をオーバーしましたが、それだけに「一番楽しかった・印象に残った」という声の多かった薬膳ラムネづくり体験でした。

座学:夏休み自由研究のヒント
ティーブレイクをはさみ、最後の座学「夏休み自由研究のヒント」では、生姜博士としても知られる田部昌弘先生(薬学博士/大阪家庭薬協会顧問)より、「研究」には何をするといいのか、解説がありました。
イベントの終盤ながらも、実例を交えた大阪弁での解説に時折笑いの声が上がり、子ども達は集中力が切れることなく話に聞き入っていました。保護者からも「子どもの自由研究をどう手助けすればいいか、本当にためになった」との嬉しいご意見を多数いただきました。

神農さまが再登場! 修了証書授与式
修了証書授与式では、神農さまが再登場し、修了証書と境内で撮影した写真が一人ひとりに手渡されました。
教室終了後も、ロビーでは神農さまと一緒に写真を撮ったりハグしたりと、短いながらもふれあいの時間を持ちました。ノベルティグッズのプレゼントもあり、イベントは楽しく終えることができました。

 

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