ストレスのかからない美味しい食事法
-第2回 ストレスなく美味しく食べられる食事のコツ
ついつい欲しくなる「塩分」と「甘い物」対策
次に、塩分を控えるためのポイントをいくつかあげます。
①だしを効かせて「うま味」で薄味をカバーする。
②漬物は浅漬け、汁物は野菜の具の多いものにする。
③塩分の量が少なくてすむように、醤油やソースなどは「かけて食べる」より「つけて食べる」。
④レモン、すだちなどの柑橘類や酢など「酸味」を使って塩分を減らす。
⑤香り・香辛料で薄味を補い減塩する。
⑥塩分が多い練り製品・加工食品に気をつける。
などです。
最後に、「甘いもの」について、食べすぎは駄目ですが、我慢するばかりではなく、適量を食べるほうが、ストレスは少なくてすみます。
今回、大阪城南女子短期大学の調理実習の一環で1単位(=80Kcal)までのスイーツを創作し、ご家庭で簡単に作れるレシピを紹介しております。低カロリー甘味料を使っているものもありますが、いずれも大変美味しいです。1単位ですので食品交換もしやすく、我慢するストレスもなく、何より美味しく甘いものを食べた満足感を持ってもらえると思います。また、カロリーの調整もしやすいので安心して楽しんでもらえると思います。ぜひ皆さんもお試しください。
著者プロフィール:村上道子(管理栄養士)
大阪城南女子短期大学 現代生活学科 専任講師。
1976年大阪市立大学卒業後、大阪ガスに入社。料理講師として勤務。その後、梅花短期大学非常勤講師を務めたのち2000年より大阪城南女子短期大学非常勤講師に着任。2009年より常勤。小児栄養、調理理論、官能評価論、フードスペシャリスト論、栄養学、食品衛生学など担当。
日本栄養改善学会に、「小麦ふすまの調理への利用」「玄米全粒粉の調理への利用」の論文発表(共著)。