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予防と対策のヒント
肥満予防に何を食べる?
ビタミンB1は、糖質を効率良くエネルギーに変える働きがあります。ビタミンB1が不足すると、エネルギー代謝が不十分になり、代謝されなかった糖質が脂肪に変わってしまいます。熱に弱いため、調理をするとかなりの量が損失してしまううえ、摂りだめができません。日本人には不足しがちな栄養素で、ジュースやコーラなど清涼飲料や甘いものを好む人ほど足りなくなります。
1日摂取目安量/1~1.4mg
豚肉100gで1日に必要なビタミンB1を摂取
牛肉の10倍ものビタミンB1を含む豚肉。ビタミンB1が豊富と言われるうなぎの蒲焼(100g)の0.75mgに対して、豚ヒレ肉は1.34mgものビタミンB1を含んでいます。
ビタミンB1を多く含む食品
豚肉、うなぎ、強化米、たらこ、そば、玄米、とうもろこし、胚芽米、玄米、パイナップル、ピーナッツ、ごま、干しのり
ビタミンB1の吸収を高める玉ねぎ
ビタミンB1は吸収率が悪いのが難点です。その吸収を助けるのが、玉ねぎなどが含むアリシン。アリシンは匂いの成分で、にんにくやネギ、ニラにも含まれています。豚肉を玉ねぎやにんにくと一緒に調理すると吸収率はぐんとアップ。また、アリシンと結びついたビタミンB1は、血液中に残って利用される効果もあります。
市販の果汁ジュースより、生ジュース
フルーツのジュースが身体にいいという観念で、市販のジュースを買いがちです。ただ、市販されている100%ジュースや濃縮還元ジュース、果汁飲料には、砂糖が加えられたものが多いので要注意。やっぱり手作りの生ジュースがいちばんです。
フルーツでカロリーオーバー?
食後のデザートとしてフルーツを食べるようでは、カロリーオーバーになってしまいます。フルーツは、他のものを食べた後に食べるのではなく、胃が空っぽになっている状態で、1度の食事として食べるのがベスト。朝食として食べるのがいちばん理想的です。
カロリーゼロの甘味料を利用
砂糖などの一般的な糖類にはカロリーや糖分があるため、食後の血糖値は上昇します。飲み物や料理に、砂糖と同じ甘味がありながら糖質を一切含まず、カロリーがゼロの※特定保健用食品の甘味料を使用すると、カロリーや血糖値に影響しません。
※カロリー摂取制限を必要とする人のための低カロリー食品で、特別の用途に適するという表示を厚生労働省が許可した食品