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更年期障害(ホットフラッシュによる睡眠不足)で朝の血糖値が高い

更年期障害(ホットフラッシュによる睡眠不足)で朝の血糖値が高い
相談者: プル(50歳・女性) 2011.11.25
1型糖尿病を発症して半年になります。インスリン注射にも慣れ、血糖コントロールも順調でした。
ところが最近になって、更年期障害からくるホットフラッシュで就寝中に目が覚めてしまい睡眠不足がちです。そのせいか、朝の血糖値が120~130と高くなってきています。他に食事や生活に変化は無く昼・夜の血糖値は100以下で安定しています。
どの様に対処したら良いでしょうか?
強い発汗は、更年期障害でなく低血糖による可能性もあります。
まず行うべきことは、就寝中のホットフラッシュが本当にホットフラッシュであるかどうかを確認することです。低血糖でも強い発汗が起こるのでホットフラッシュと間違える可能性が十分あります。主治医に相談した上で、就寝中のホットフラッシュ時に血糖値を測定するなどして確認するとよいと思います。

もし低血糖と判明した場合には、インスリンの投与法を主治医に再検討してもらう必要があります。また、もし更年期のホットフラッシュによる睡眠障害だと判明した場合には、主治医に相談して睡眠薬を処方してもらうか、婦人科を紹介してもらって更年期障害の治療を受けるようにするとよいと思います。

次に行うべきことは、睡眠障害の改善により血糖値が改善するかどうかを確認することです。閉経により卵胞ホルモンが減少するとインスリン感受性が低下してインスリンの効果が減弱することが知られています。現在の血糖値の上昇が閉経の影響であるとしたら、主治医にインスリンの増量を検討してもらう必要があります。

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