Come On! 糖尿病教室
-第1回 糖尿病療養指導士って?
ご存知ですか? 糖尿病療養指導士
皆さんこんにちは(^O^)
糖尿病療養指導士(CDEJ)の小宮山です。
このコラムでは、糖尿病患者さんの心強い味方である糖尿病療養指導士についてご紹介したいと思います。
さて、皆さんは糖尿病療養指導士をご存じですか?
療養指導士とは、簡単に言うと糖尿病教室などで糖尿病の患者さんに指導をする人なのですが、このコラムでは療養指導士がどこにいるのか?どんな指導をしているのか?など、お話していきたいと思います。
ところで、皆さんは糖尿病患者さんが年々増加しているってご存知ですか?
実は、糖尿病は痛くもかゆくもないために、糖尿病でありながら医療機関に受診されてない人や糖尿病と気づいていない患者さんが多く、全体の半数近くにあたります。しかし、糖尿病は進行するとこわい合併症を引き起こします。糖尿病を放置して失明に至った人は年間でなんと4,000人、透析導入をした人も年間15,000人にも上るんです。
このような合併症への進行は、糖尿病は専門医のもとで血糖をコントロールすることで防ぐことができます。しかし、糖尿病専門医は増加する糖尿病患者さんを治療するために必要な数には到底足りないのが実情です。
こうした背景から、我が国でもCDEJ(Certified Diabetes Educator of Japan:日本糖尿病療養指導士)制度が発足しました。
療養指導士とは、糖尿病治療にもっとも大切な『自己管理』を指導する医療スタッフのことで、患者さんに寄り添い、意思を尊重し、糖尿病とうまく付き合っていくためのアドバイスを行います。
このコラムでは、糖尿病だけど糖尿病教室には一度も行ったことがないなあという方や、指導内容をくわしく知りたいという方に、ご紹介していきたいと思います。