[糖尿病対策] 体脂肪を減らす!筋トレのススメ
-第3回 有酸素運動と筋力トレーニングの違い
有酸素運動は、車を走らせてガソリン消費するようなもの
これまでお話ししたように、有酸素運動は長時間続けることによって脂肪を燃焼し心肺機能を鍛えるには最適な運動ですが、高齢者や肥満者のような体力が無い人にとっては続けることが難しいため結果を出すのが困難です。
また、有酸素運動はやればやるほど効果があるというものではなく、やり過ぎると省エネ型の車のように、エネルギーを燃やしにくくなる可能性があります。
実は、車と人はよく似ています。人の体脂肪は、例えるなら車のガソリンに匹敵するエネルギー源です。すなわち、『体脂肪を減らす』のにはどうしたら良いかを考えるのは『車のガソリンを減らす』ことを考えるのとまったく同じなのです。
まず、誰でも考えるのは、どこまでもひたすら走ることによってガソリンを減らす方法です。これは人に置き換えると走ったり泳いだりする距離を増やすことです。しかし、この方法では時間もかかるし体力のない人や運動習慣のない人では困難なことが多いのです。
また、単に食事制限や有酸素運動をするだけでは、筋肉や内臓組織などの体脂肪以外の部分を減らしてしまい、結果的に手足は細くお腹がポッコリした体型になってしまうのも、意外な落とし穴です。