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Come On! 糖尿病教室

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-第3回 血糖コントロール指導って?

血糖コントロールってなぜ必要なの?

皆さんこんにちは(^O^)
糖尿病療養指導士(CDEJ)の小宮山です。
前回は、糖尿病教室でお話する内容から、日本人の糖尿病の特徴や尿糖についてご紹介しました。3回目となる今回は『血糖コントロール指導』のお話です。

糖尿病の患者さんは「食事や運動に気をつけて血糖を下げましょう」と説明を受けます。
でも、そもそもなぜ血糖を下げる必要があるのでしょうか?

高血圧の患者さんには「血圧を下げましょう」コレステロールの高い脂質代謝異常の患者さんには「コレステロールを下げましょう」と指導します。
それは、動脈硬化が進行した結果起こる、脳梗塞や心筋梗塞など死に直結する病気を引き起こさないようにするためです。

では糖尿病の場合は?
高血糖が続くと、どのような病気が起こるのでしょうか。

糖尿病には3大合併症というものがあります。
3大合併症とは、神経障害、網膜症、腎症のことです。神経障害は手や足のしびれ、感覚障害など引き起こします。網膜症は進行すると失明に至り、腎症が進行すると透析しなくてはならなくなります。
これらの合併症の進行を防ぐためには、血糖コントロールがとても大切なのです。
ちなみにこれらの合併症は、神経・目・腎の順番に進行しますので『しめじ』と覚えると、覚えやすいです。

 

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