インスリン療法を知ろう!上手に使って血糖コントロールを改善
-第5回 ここが知りたい! Q&A~注射の打ち方は?
インスリンQ&A : インスリン注射は、難しい?痛い?
前回にひきつづきインスリンQ&Aです。今回はインスリン療法の注射の打ち方について、よくある質問をご紹介します。
Q5.自分で注射するのは、難しいのではないでしょうか?
A5.インスリン注射は改良が重ねられ、簡単に操作できます。
インスリン注射は難しそうという印象をもっている人もいるかもしれません。けれども、インスリン注射は改良が重ねられ、現在主流となっているペン型は操作が簡単で、実際、1型糖尿病の患者さんは小学生のうちから自分で打っているケースもたくさんあります。
治療を始めるときには、注射の手順やインスリン療法に欠かせない血糖自己測定の手順など、病院で必ず指導がありますし、自宅で注射方法がわからなくなった場合も、診療時間外でも製薬メーカーのお客様センターへ相談できます。
Q6.注射の頻度が増えますが、かなり痛いのでしょうか?
A6.痛みの少ない細くて短い針が使われているので、あまり心配しなくても大丈夫です。
注射というと多くの人は健康診断での採血を、あるいは痛い思いをした経験のある人は筋肉注射を思い浮かべるかもしれません。インスリン注射で使う針は、採血で使う注射針よりも、細くて短く、先端も特殊なカットで痛みが少なくなるように工夫されています。またインスリン注射は皮下への注射ですので、筋肉注射ほどの強い痛みではありません。