ログインするとすべての記事が読めます

糖質制限食を正しく知ろう!

糖質制限食を正しく知ろう!

-第6回 脂質は悪者ではない!

食品中に含まれる中性脂肪は、脂肪酸の違いで性質が異なる

一口に脂質と言っても、その働きや目的、構造によっていくつかの種類に分類することができます。
その中でも皆さんがよく耳にする中性脂肪は食品中に多く含まれていて、1つのグリセリンと3つの脂肪酸という成分から構成されています。脂肪酸にもさまざまな種類があり、その脂肪酸の違いによって脂肪の性質が異なってきます。

私達が普段口にしているサフラワー油(紅花油)やオリーブ油にも色々な脂肪酸が含まれています。
脂肪酸はその化学的な構造の違いから「飽和脂肪酸」、「一価不飽和脂肪酸」、「多価不飽和脂肪酸」に分けられます。

飽和脂肪酸は、血液中の中性脂肪やコレステロールの増加に関与しています。
一方、一価不飽和脂肪酸や多価不飽和脂肪酸は血圧や血液凝固など体内機能のコントロールを助ける働きがあります。特に多価不飽和脂肪酸のうち一部のものは『必須脂肪酸』とも呼ばれ、体内で合成することができないため食事から摂取しなければならない脂肪酸とされています。

次回は、一体どんな食品にどんな脂質が含まれているのか?を詳しくお話し致します。
お楽しみに!

 

 

著者プロフィール:大西真由美(管理栄養士)
1999年 栄養専門学校卒業後、管理栄養士資格を取得。病院や老人施設に勤務。食や料理の知識を深めるため飲食業界へ転職。そこで糖質制限食と出会う。現在は子育てをしながらフリーの管理栄養士として活動中。一般社団法人健康栄養支援センター臨床栄養部に所属。

 

 

 

 

前へ 1 2

教えて!栄養士さん

「健康コラム」をもっと見る

新着健康コラム

「新着健康コラム」をもっと見る