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[糖尿病・食事対策] 食べたもので体はできる!

[糖尿病・食事対策] 食べたもので体はできる!

-第8回 朝食抜きは、肥満への近道

1日3食、食べていますか?

1日3回、欠食せずに食べることが良いとされていますが、皆さんは3食きちんと食べていますか?

「1日2食にした方が、食べる量が減るから痩せるのでは?」なんて思っている方はいらっしゃいませんか?
実は、体脂肪を気にしているスポーツ選手にもそう考える人はいて「1日2食にしてカロリーを減らし、体脂肪を落としたらどうか」と相談に来た選手がいました。これは結論からいえば、NG!です。

食事の回数が減るということは、それだけ空腹の時間が長くなりますから、体内への脂肪合成能力が高まり、逆に脂肪分解能力が減ってしまうのです。
また、朝食を欠食しがちな方にも知っておいていただきたいのは、朝食欠食者に肥満がおこりやすいという事実!なんと、5倍も肥満をおこしやすいというデータがあるほどです。

選手の中にも、午前練習の時間が早かったりすると、朝食を食べずに練習に参加しようとする選手もいます。
食事を抜いて運動をするということは、カラダに負担がかかるだけでなく、疲労や怪我の原因にもなりかねず、特に朝食抜きで練習をするということは、脳のエネルギーが不足しているので、集中力の低下にもつながりかねません。

朝食を摂らないと体脂肪が増えるのはどうしてでしょうか。それは、朝食を抜くことで1日のエネルギー発生量が減ってしまうから。
食べることで体温が上がり、代謝が活性化されるのですが、食べないとカラダはエネルギーを節約しようとするために、なかなかエネルギーが使われないカラダになってしまうのです。「エコなカラダ」といってみれば聞こえはよいのですが、残念ながら「エコ=痩せにくいカラダ」になってしまうのです。

さらに朝食を摂らないと、欠食による血糖低下のために食欲が増してしまい、昼食や夕食を多く食べるようになります。そうなると、糖尿病の方が気にされているインスリンが過剰に分泌されて、それによって肥満がおこるのです。

ですから1日3食を食べるようにしましょう。特に、朝食は1日の活動のはじまりのための大切な栄養補給源なのです。
 

 

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