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[糖尿病・食事対策] 食べたもので体はできる!

[糖尿病・食事対策] 食べたもので体はできる!

-第13回 必見!野菜ベスト3

一口で野菜といっても、含まれる栄養素はさまざま

体に良いイメージの野菜。不足しやすいので意識して食べていらっしゃる方も多いことでしょう。

野菜にはビタミンやミネラルが多く含まれ、そして糖尿病を気にしている方には嬉しい栄養素である食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維はこのコラムでも何度か紹介していますが、人間が消化吸収できない栄養素のため0Kcal。血糖値の上昇を緩やかにしてくれたり、満腹感を出してくれるので食べ過ぎを予防したり、便秘を解消したりしてくれます。

でも一口に野菜といっても、実は野菜ごとに含まれる栄養素は違います。その野菜特有の栄養素の働きで食べたときの効果も大きく違ったりします。

スポーツ選手の場合、発汗で失われた栄養素を補うため、また、強い体をつくるために一般の人よりビタミンやミネラルは多くの量が必要です。多いものでは一般の人の10倍以上も必要で、もし不足すると大事な試合で思うような動きができないという事態にもなりかねません。
ですからビタミンやミネラル補給のためにサプリメントを摂る選手は多いのですが、食事でも野菜を多く使ったお惣菜やサラダを食べるように指導しています。

さらにビタミンやミネラルの補給だけでなく、体脂肪が多い選手の場合には減量にも大活躍の野菜。そこで今回は、選手がよく食べる主な野菜を紹介したいと思います。

私が選手によくすすめる野菜のベスト3といえば、トマト・アスパラ・ブロッコリー。

チームの合宿では必ず毎食出す野菜です。
長年サポートをしてきているチームでは、バイキング形式で出されたサラダの中でも、これら3つの野菜だけがすぐになくなります。シェフが追加で用意しても、出した途端にこれらの野菜だけはまたすぐになくなってしまう(笑)
「肉などのメイン料理でもないのに、こんなことは珍しい」と疑問に思ったシェフが食後に聞いてきたことがありました。

実は、その食事の前に行ったセミナーで「良いコンディションを保つためのポイントは野菜、特にトマト・アスパラ・ブロッコリー」と説明したのでした。
短時間のセミナーにもかかわらず、選手が途端に意識してしまったこれらの野菜たち。もちろん一般の方も引きつけられることまちがいなしです。

では、トマト・アスパラ・ブロッコリーにはどんな効果があるのでしょうか。
 

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