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[糖尿病・食事対策] 食べたもので体はできる!

[糖尿病・食事対策] 食べたもので体はできる!

-第12回 アスリートも実践!ご飯の食べ方

ご飯で食物繊維を摂る工夫

思いのほか食べすぎてしまったりする主食。もしくは、特に朝食など時間がないからといって、食事が主食だけになってしまったりして、偏って食べている方もいらっしゃるでしょう。逆に、糖尿病を気にされている方やダイエット中の方は、この主食を摂りすぎないよう注意されていることかと思います。


もちろん食べすぎないようにすることや量をコントロールすることは、糖尿病やダイエットを意識している方には必要なことです。
スポーツ選手の場合も、体づくりのキャンプなどで、筋肉を増やして体脂肪を減らすためにご飯など主食の量を減らしたりもします。

でも、それほど体脂肪を急激に落とす必要がない選手や太らないよう現状をキープしたい選手の場合は、主食の量を減らすより、まずは主食の種類を変えるように指導することがあります。
そこで今回はこの主食について、中でも皆さんもよく食べていらっしゃるご飯について、スポーツ選手も実践している食べ方をご紹介したいと思います。

ご飯は白米だという方は多いことと思いますが、精製された白米は口当たりが良く食べやすいので、味の濃いおかずがあると食べすぎる傾向があります。
皆さんの中にも、つい食べすぎてしまったという経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

スポーツ選手には、ご飯を白米だけではなく玄米や胚芽精米を混ぜるように指導しています。これらには、ぬか層(外皮)や胚芽があるため食物繊維が豊富だからです。
食物繊維はこのコラムでも何度か出てきていますが、血糖値の急激な上昇を抑えてくれる糖尿病の方にとっては嬉しい味方です。そして体脂肪を気にしている選手にとっても強い味方。

食物繊維は、食べすぎを防いでくれたり、また、便の量を増やしてくれるので便秘を予防してくれたりもします。筋肉をつけるために肉や魚などのたんぱく質を多く含むおかずをたくさん食べている選手には、便秘にならないように野菜なども多く食べるように指導していますが、それでも便秘になってしまうことがあります。意識していても不足しがちなのが食物繊維なのです。

便秘になると腸内環境が乱れ、コンディションを崩したりもします。ですから、選手にはそういったことを防ぐためにも、いつも食べている主食からも食物繊維が摂れるように工夫をしているのです。

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