ログインするとすべての記事が読めます

[糖尿病・食事対策] 食べたもので体はできる!

[糖尿病・食事対策] 食べたもので体はできる!

-第14回 気になる?コレステロール

血液中のコレステロール

でもそんな選手たちでも、血液検査のコレステロールは気にしています。
「コレステロール値が高い方が持久力も高い、つまりスタミナがある」ということで、選手本人だけでなく、体力トレーニングを行うフィジカルコーチなどは選手のコレステロールの値をチェックしたりもするのです。

「コレステロール値が高い方が良い」と聞いて、驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。実際、選手でさえもコレステロール値は低い方が良いと思っているため、この話をすると間違いではないのかと質問してくることがあるほどです。

実は、血液検査のコレステロール値で高い方が良いのは、HDLコレステロールといわれるものです。

血液検査で示されるとおり、血液中のコレステロールには、HDLコレステロールとLDLコレステロールの2種類があります。
HDLコレステロールは善玉コレステロール、LDLコレステロールは悪玉コレステロールともいわれています。

この名前からもわかるように、スポーツ選手のスタミナの指標に使われる体に良いコレステロールは、HDL (善玉)コレステロールの方です。
このHDLコレステロールには、血管に付着したコレステロールを取り除く作用があるため、スポーツ選手に限らず、ある程度数値の高い方が良いのです。
コレステロール値は、低ければ低い方がよいというわけではないのです。

そして問題となる、動脈硬化などの病気を引き起こす、悪いコレステロールがLDLコレステロールです。当然こちらに限っては、数値は低い方が良いわけです。

ではLDL (悪玉)コレステロールを減らして、HDL(善玉)コレステロールを増やすには、どうしたら良いのでしょうか。
それには、食べ物に含まれる脂肪の種類、脂肪酸のバランスを考える必要があります。
脂肪の主成分でもある脂肪酸には、「飽和脂肪酸」「不飽和脂肪酸」「多価不飽和脂肪酸」の3種類があります。
 

 

前へ 1 2 3 次へ

教えて!栄養士さん

「健康コラム」をもっと見る

新着健康コラム

「新着健康コラム」をもっと見る