[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ
-第5回 元気に歩き続けるための筋トレ
元気に歩き続けるために必要な筋力はどの程度?
歩くためには、自身の体重を片脚で支えて推進するための筋力が必要です。筋力が低下すると、元気に歩けなくなるばかりか関節を痛める原因にもなります。それでは、元気に歩き続けるためには、どの程度の筋力がいるのでしょうか?
研究データによると、歩行障害を起こさないためには「空気いすの姿勢を、余裕をもって約40秒間保持できること」が基準とされています。
皆さんも、ご自身の筋力がどの程度なのかテストしてみませんか。
では、空気いすテストの前に準備運動をしましょう。
テストの前に! 足踏み1分 & 前太もものストレッチ体操
いきなり空気いすをするのはちょっと待ってください。
まずは、準備運動をしましょう。
●その場で足踏みを1分間
●前太もものストレッチ体操
[前太もものストレッチ体操]
まず、準備姿勢をとります。床に横向きに寝て、床側の脚を頭側に寄せるように股関節を曲げます。そのまま上側の脚を上側の手で持ちます(このとき、手が足首に届かない人はタオルを足首にかけて行ってください)。
次に、ストレッチ姿勢です。上側の足首を後ろへ、太ももが床と平行になるようにゆっくり引きます。息を吐きながら4~5秒間、つらい痛みのない範囲で伸ばしてください。この動作を5~10回繰り返します。