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[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

-第10回 階段の上り下り

階段の下り方-膝を十分に曲げて重心を下げる

階段下りは、体を下段へ下ろす運動ですので、着地脚や腰への負担が非常に大きい運動です。ですから、バランスをとりながら衝撃を小さくする着地と、関節のねじれを起こさない安全な下り方を心がけることが大切です。

セーフティウォーキングのポイントは、上段で膝を十分に曲げて重心を下げることです。
そして、つま先と膝を下る方向またはやや外側に向けて、足首・膝・お尻のクッションを使ってつま先から足裏へ柔らかく着地します(図2の左)。
重心が高いままで、かかとからドスンと着地するような下り方は、脚腰への負担が大きくなりますので注意しましょう(図2の右)。

 

著者プロフィール:土井 龍雄(健康運動指導士/アスレチックトレーナー)
1975年大阪教育大学卒業。1975年より岸和田市立福祉総合センター、1980年よりダイナミックスポーツ医学研究所にてトレーナーとして勤務。2014年同顧問に就任。年間およそ2,000名にセーフティウォーキングを指導。
著書は「歩行寿命が延びる!セーフティウォーキング ― 脱・ロコモティブシンドローム ―」(三省堂)、「歩く人。長生きするには理由がある」(三省堂)。
東日本大震災で仮設住宅の高齢者が抱えるロコモへの対策をきっかけに開始した「歩く人。」プロジェクトに参画。この事業は2017年度(平成29年度)運動器の10年・日本賞を受賞。

 

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