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Come On! 糖尿病教室

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-第14回 子どものメタボを防ぐ

小児メタボリックシンドロームの特徴とは

小児メタボリックシンドロームの特徴

1.小児肥満(思春期肥満)は長期予後が悪い
 7歳時の肥満の40%、思春期肥満の70%は成人期肥満へ移行する
 脂質異常症、脂肪肝、2型糖尿病合併率が高い
 5歳以降の肥満
 内臓脂肪の増加と血液異常が見られる
2.男女差がある
 小児2型糖尿病の男子の65%以上で中等度以上の肥満
 小児2型糖尿病の女子例の約65%が非肥満あるいは軽度肥満
3.小児の肥満の判断(基準)が難しい

小児メタボリックシンドローム診断基準

1.腹部肥満:腹部周囲径 80cm以上
2.脂質異常症:中性脂肪 120mg/dL and/or HDLコレステロール 40mg/dL未満
3.血圧:収縮期 125mmHg 以上 and/or 拡張期 70mmHg以上
4.耐糖能:空腹時血糖 100mg/dL以上

小児メタボリックシンドロームにて治療が必要なレベル

以下の項目を総合的に診断します。
□ 肥満度: 50%以上(体重-標準体重)/ 標準体重
□ 高血圧
□ 肺換気障害
□ 2型糖尿病
□ 腹囲の増加(80cm以上)
□ CT:内臓脂肪(60cm2以上)
□ 血液検査異常
□ 肝機能
□ 高インスリン
□ 脂質異常症
□ 高尿酸血症

 

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