Come On! 糖尿病教室
-第14回 子どものメタボを防ぐ
子どものメタボリックシンドローム
皆さんこんにちは(^O^)
糖尿病療養指導士(CDEJ)の小宮山です。
前回は、最近問題になってきている、子どもの肥満から起こる『小児2型糖尿病』についてお話をしました。今回は、小児肥満に関連して『小児のメタボリックシンドローム』についてお話をします。
小児のメタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームといえば、中年の太ったおじさんのイメージが強いですが、最近では小児肥満の急増により小児のメタボリックシンドロームも増えています。肥満検診や生活習慣病検診で指摘された小児のメタボリックシンドロームは、一般小児集団の1~2%に見られています。
前回お話しした小児の肥満を伴う2型糖尿病では、成人と同様のメタボリックシンドロームの発症リスクが高く、11歳以降の小児に多くみられます。小児メタボリックシンドロームは、11歳以下の年齢では発症数が少ないことから、思春期とメタボリックシンドロームの関連が予測できますが、その機序はまだ明らかにはなっていません。