インスリン療法を知ろう!上手に使って血糖コントロールを改善
-第3回 インスリン療法の実例
生活スタイルに応じて1日2回
ではインスリン療法の例を見ていきましょう。
【ケース1】50歳女性/体重50kg/BMI 20
注射の時間帯と回数を生活スタイルに合わせた例です。
「朝夕は自宅で注射を打つことができるが、会社勤めのため、昼間は注射を避けたい」という希望がありました。
打ち方 | 1日2回(朝食・夕食前) |
インスリン製剤 | 30%速効型混合製剤 |
1日投与量 | 10単位(体重1kgあたり0.2単位) |
朝夕の比率を2:1または3:2として、朝食前6単位、夕食前4単位から開始しました。
以後、自己血糖測定の数値を見ながら、責任インスリンの考えに基づいてインスリン投与量を増減していきました。