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[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

-第24回 スイング脚の役割

スイング脚を使って、スピードを上げる歩き方

歩行速度を生み出すには、“スイング脚”と、もうひとつ“ドライブ脚”がカギを握っています。ドライブ脚とスイング脚には各々役割があります。ドライブ脚は、体重を受け止めて地面をける歩行パワーを生み出します。スイング脚は、そのパワーを前方への推進力に向けます。

したがって、ドライブ脚がパワーを生じる瞬間にスイング脚のあおりが作用しなければなりません。それには、ドライブ脚とスイング脚を動かすタイミングが重要です。
接地した脚(ドライブ脚)に上半身が乗り込む瞬間に、スイング脚の太ももがドライブ脚の太ももの横を通過するようにタイミングを合わせます(図3右)。



スイング脚を後ろから前へ「あおる」「あおる」と意識して、ドライブ脚への乗り込みにスイング脚の振り戻しを合わせる練習をしてみましょう。

 

著者プロフィール:土井 龍雄(健康運動指導士/アスレチックトレーナー)
1975年大阪教育大学卒業。1975年より岸和田市立福祉総合センター、1980年よりダイナミックスポーツ医学研究所にてトレーナーとして勤務。2014年同顧問に就任。年間およそ2,000名にセーフティウォーキングを指導。
著書は「歩行寿命が延びる!セーフティウォーキング ― 脱・ロコモティブシンドローム ―」(三省堂)、「歩く人。長生きするには理由がある」(三省堂)。
東日本大震災で仮設住宅の高齢者が抱えるロコモへの対策をきっかけに開始した「歩く人。」プロジェクトに参画。この事業は2017年度(平成29年度)運動器の10年・日本賞を受賞。

 

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