[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ
-第37回 足腰を痛めぬ先の2本杖
フィンランドのシニア層はノルディックウォーキングが習慣
今年6月にフィンランドのトゥルクという町を訪れました。ヘルシンキに遷都するまで都として栄えたところで、昔の北欧文化を感じさせる風情のある町でした。
そこで大変印象に残ったのは、朝のノルディックウォーキングでした。白夜の明けた午前6時頃から多くのご高齢者が2本のポールを手にノルディックウォーキングを行っていました。
聞いたところでは、零下20℃にもなる冬季でも、みなさん外へ出て歩くのだそうです。健康保持に対する強い意識を持っているのだと思います。
北欧の人は大柄なので歩くとき、足腰にかかる荷重は相当大きいと思われます。その荷重を2本のポールに分散するのは、膝痛や腰痛を防ぐよい方法です。
近頃、日本でも2本のポールを持って歩く人を時折見かけるようになりました。今回は、「足腰を痛めぬ先の2本杖」というテーマで2本のポールを使ったウォーキングをご紹介します。