[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ
-第48回 水中歩行-その2
ドイツでは、温泉で運動する
はじめに研修旅行で訪問したドイツの温泉療法をご紹介したいと思います。
ドイツでは、日本と同じく古くから温泉が利用されていて、有名なバーデンバーデンをはじめ各地に温泉施設が点在しています。印象に強く残っているのは、黒い森の中にあるバート・ベリンゲンという温泉町の古いプールです。
鉄分質の赤い温泉に片側が全面ガラス窓になっていて、赤と緑のコントラストが素晴らしい癒されるプールでした。
さて、ドイツの温泉療法が日本と違うのは、温泉に浸かるだけでなく、温泉の中でさまざまな自動(自分で動く)と他動(セラピストに動かしてもらう)の運動を行う点です。
温熱、浮力、水圧を利用することで陸上にはない運動効果が得られます。また、プールには水深と水温に差が設けられていて用途によって使い分けられていました。
写真は、水温が35℃のプールにゆったりと浮いて、セラピストに行ってもらう他動のストレッチです。
今回は、ドイツで普及している足を水底につかない水中歩行を少しアレンジしてご紹介します。足腰への荷重をゼロにできる特別な運動です。温水プールへ出かけて試してみましょう!