[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ
-第72回 肩こりを防ぐ-その1
胸のはりすくめで良い姿勢づくり:座位で行う方法
行い方
スタート姿勢
・左右足を肩幅に開き、骨盤の上に背骨と頭をまっすぐに載せて座る。
トレーニング動作
(1)胸をすくめる姿勢
・両腕を内側にねじって、胸をすくめ、下を向いて「1、2、3、4、5」と5カウント。
・ゆっくり息を吸いながらスタート姿勢にもどる。
(2)胸をひらく姿勢
・両腕を外側にねじって、胸をひらき、首を伸ばして「1、2、3、4、5」と5カウント。腹筋を締めて腹部を前に突き出さないようにする。
・ゆっくり息を吸いながらスタート姿勢にもどる。
・以上の動作を5~10回くり返す。
著者プロフィール:土井 龍雄(健康運動指導士/アスレチックトレーナー)
1975年大阪教育大学卒業。1975年より岸和田市立福祉総合センター、1980年よりダイナミックスポーツ医学研究所にてトレーナーとして勤務。2014年同顧問に就任。年間およそ2,000名にセーフティウォーキングを指導。
著書は「歩行寿命が延びる!セーフティウォーキング ― 脱・ロコモティブシンドローム ―」(三省堂)、「歩く人。長生きするには理由がある」(三省堂)。
東日本大震災で仮設住宅の高齢者が抱えるロコモへの対策をきっかけに開始した「歩く人。」プロジェクトに参画。この事業は2017年度(平成29年度)運動器の10年・日本賞を受賞。