スマートダイエットで行こう
-第2回 活力年齢を若く保つには?-その1
糖尿病患者は、活力年齢が5~10歳老いている
活力年齢®(vitality age)、それは暦の年齢とは別の、その人がどのくらい元気で・健康で・老化していないかを示す学術指標です。糖尿病患者の場合、活力年齢が暦年齢よりも5~10歳ほど老いているケースが多く、このことは年相応以上に老化が進行していることを指します。
糖尿病患者が自分の活力年齢を若くするためには、
(1)肥満の場合、出っぱったお腹や背中の皮下脂肪の厚みを減らす
(2)血圧が130mmHg以上なら、血圧を10mmHg程度下げる
(3)中性脂肪やコレステロールを適正範囲に保つ
(4)運動不足の場合、低下している体力を回復させる
などの必要があります。
また、そのための工夫として、
●体脂肪を減らすには、ウォーキング等の運動を習慣化する
●塩分を取り過ぎない(10g/日未満に抑える)
●中性脂肪に変わりやすい食品(炭水化物やアルコール)やコレステロールを上げる原因の飽和脂肪酸(肉類の脂)を控える
●ストレスを溜めない(与えない)
●運動は積極的におこない、仲間とともに大いに楽しむ
などがお勧めです。
生活習慣、運動・食生活の見直しと改善が必要だということですね。
それでは、次ページで運動方法の具体例、その一部を紹介します。