スマートダイエットで行こう
-第3回 活力年齢を若く保つには?-その2
活力年齢を若く保つ! ~食生活編~
(前回から読む)
活力年齢®(vitality age)、それは暦の年齢とは別の、その人がどのくらい元気で・健康で・老化している/いないかを示す学術指標です。
糖尿病患者の多くは健康度や体力水準が慢性的に、あるいは一時的に悪化していますので、できるだけ早期から対策を講じることが肝要です。私達は1990年より民間病院に通院している患者さんに向けた健康運動(体操)、食生活改善、心の持ち方に関する支援を継続しています。
前回は活力年齢を若く保つための運動について簡単に紹介しましたが、今回は食生活について見ていきたいと思います。
活力年齢を若く保つための食生活のポイントは
(1)適正カロリーをまもる
体重1kgあたりの摂取カロリーの目安は
軽労働: 20~25Kcal
中労働: 25~30Kcal
重労働: 30Kcal~
(2)過食を避け、一日三食バランスのよい食事を心がける
主食+主菜+副菜をそろえ、炭水化物ばかり・肉ばかりといった偏食をしないこと。
(3)規則正しい食事のリズムを整える
(4)脂肪(特に動物性脂肪)を控える
(5)塩分の多い食品・料理を控える
(6)野菜・海藻類・果物(適量)はできるだけ毎日食べる
(7)アルコールはできれば避ける
飲む場合は適量(ビール350mlまで)にとどめ、運動で消費する。
どれも知識として、すでにご存知のものも多いと思います。ところが、いざ自分の食生活をふりかえってみると、意外と実行できていない項目が多いのではないでしょうか?
では、次ページで食事の摂り方のポイントをもう少し詳しく見てみましょう。