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[糖尿病・食事対策] 食べたもので体はできる!

[糖尿病・食事対策] 食べたもので体はできる!

-第1回 アスリートと糖尿病食の関係

「食べる」を意識すること

食べたものを書き出したら、次は食品名がどのくらいあるか見てみましょう。何種類ありましたか?

おもしろいことに、「食べる」意識があるかないかで、同じものを食べていても書き出した食品数が違います。意識することで、だんだん思い出す食品数が増えていきます。

例えば、カレーを食べたとします。食べることに意識のある選手は、カレーの中に使われている食材、例えば豚肉、にんじん、じゃがいも……とスラスラと書き出すのですが、意識がない選手の場合は同じカレーを食べていても、にんじんを忘れていたりして、すべての食材を書けていないのです。

これも大切な訓練です。
はじめのうちは、紙に書かなければいけないからと食べるときに意識していた選手も、これをつづけることで、自然に食べ物をチェックする習慣が身についています。これが適切な食事をするための第一歩。

レコーディングダイエットといって、食べた物を紙に書くだけで痩せるというダイエットが流行ったことがありますが、これは食べ物を意識した結果でもあります。

ですから糖尿病を改善・予防したいという皆さんも、まず、自分が何を食べているのかを確認することからはじめてみましょう。

たったこれだけのことで、「食事がごはんや麺類などの炭水化物ばかりだ!」とか、「野菜が全然足りていない!少ない」「同じものばかり食べている」なんてことに気づくでしょう。
また、自分ではそんなに食べていないつもりでも、実際にはアメやガムなどを頻繁につまんでいて、意外にカロリーをとっていたことが判明するということもよくあります。
 

いかがでしょうか、これならできそうですか?

今後このコラムでは、糖尿病で意識したい食品や栄養、食べ方などについて紹介していきます。選手に指導するときと同様に、理論ではなく生活に結び付けて実践できるように、わかりやすくお話していく予定です。食は毎日、一生続くものですから、継続が大事だと思うのです。

スポーツ選手の食事を例に、少しの工夫や意識でかわる栄養というものを知っていただきたいと思います。
 

著者プロフィール:川端理香(管理栄養士/プロスポーツ栄養士)
WATSONIA(ワトソニア)代表。日本オリンピック委員会強化スタッフ、チーフ管理栄養士として2004年アテネオリンピックでは水泳の北島康介選手や全日本女子バレーボールチームを、2008年北京オリンピックでは全日本男子バレーボールチームをサポート。浦和レッズや東京ヴェルディ1969などのJリーグサッカーチームや、個人選手の栄養・食事指導のほか、「カラダが喜ぶ毎日ごはん(エクサボディ)」「10日間カンタンバランスメニュー(エクサボディ)」「勝てるカラダをつくる!10代スポーツ選手の栄養と食事(大泉書店)」など書籍の監修、食育をテーマに学校や地域での講演・セミナーも行う。現在、東日本大震災復興支援の一環として「部活をする子どもたちを応援しようプロジェクト」で協力をよびかけている。 公式ブログ[Happy Foods]

 

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