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[糖尿病・食事対策] 食べたもので体はできる!

[糖尿病・食事対策] 食べたもので体はできる!

-第2回 水分補給をしよう

水分補給のポイントは?

水分補給するときに注意することは、一気飲みをしないこと、そして、こまめに回数を多くとることがポイントです。

アスリートの場合は、15分~20分おきに水分を補給します。
吸収がしやすい温度は、5~15℃。
暑いときには、冷たいものが欲しくなりますし、その方が吸収も良いと思われがちですが、意外なことに少しぬるいくらいの方が身体にとっては吸収がよいのです。

さらに注意したいことは、水分補給に何を飲むか。
糖分の多いジュースはもちろん飲み過ぎに注意したいところですが、実はスポーツドリンクにも意外と糖分が含まれていますので、飲み過ぎないようにしてください。

それほど発汗量が多い場合でないならば、水やお茶などでこまめに水分補給をするとよいでしょう。

また、食事の際に味噌汁やスープを摂ることもよいです。野菜など具だくさんにすれば、ビタミンやミネラルも補給できます。
 


ちなみに、練習前の体重が練習後に増えているという選手をときどき見かけます。
これは、発汗以上に水分を摂った結果(!)。飲み過ぎの場合です。
こんなことも、体重を練習の前後にはかることでわかります。

特に今年は節電のためにエアコンの設定温度を高めに、あるいはエアコンの使用自体を控えている人も多いと思いますので、運動中や屋外にいるときだけでなく室内にいるときも、熱中症には注意が必要です。
暑くなってから、大量に汗をかいてからではなく、そうなる前にこまめに水分補給をする習慣を身につけましょう。
 

著者プロフィール:川端理香(管理栄養士/プロスポーツ栄養士)
WATSONIA(ワトソニア)代表。日本オリンピック委員会強化スタッフ、チーフ管理栄養士として2004年アテネオリンピックでは水泳の北島康介選手や全日本女子バレーボールチームを、2008年北京オリンピックでは全日本男子バレーボールチームをサポート。浦和レッズや東京ヴェルディ1969などのJリーグサッカーチームや、個人選手の栄養・食事指導のほか、「カラダが喜ぶ毎日ごはん(エクサボディ)」「10日間カンタンバランスメニュー(エクサボディ)」「勝てるカラダをつくる!10代スポーツ選手の栄養と食事(大泉書店)」など書籍の監修、食育をテーマに学校や地域での講演・セミナーも行う。現在、東日本大震災復興支援の一環として「部活をする子どもたちを応援しようプロジェクト」で協力をよびかけている。 公式ブログ[Happy Foods]

 

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