[糖尿病・食事対策] 食べたもので体はできる!
-第4回 食べる順番で血糖値が変わる
食事、いつも何から食べますか?
皆さんは食事をするとき、何から食べますか?
同じメニューが並ぶ食事も何を最初に食べるかによって、血糖値の上がり方や、体脂肪のつきやすさが変わってくることをご存じでしょうか?
体脂肪を気にしているスポーツ選手は、食事のときに、まずサラダや野菜たくさんのスープ・味噌汁から食べはじめます。次に、筋肉や骨などカラダをつくる材料となる、肉や魚などのメイン料理を食べます。その量は、カラダがしっかりしているスポーツ選手のイメージどおり、相当な量になります。そして、その後で主食を食べます。
間違っても、主食、例えばパスタとかからは食べはじめないのです。
これが、体脂肪を蓄えないようにするための食べ方。血糖値の急激な上昇を防ぐ食べ方なのです。
食事をすると、血糖値が上昇します。
この血糖値の上昇は、食べ物の種類によって、急激に上昇するときと、ゆっくり上昇するときがあります。
急激に血糖値が上がれば、それを急いで処理しようとインスリンの分泌も大量になり、脂肪細胞にも糖がどんどん取り込まれるため、太りやすくなります。
ですから、同じカロリー分の食事を摂るとしても、体脂肪にならないようにするには、この「血糖値をゆっくり上昇する食べ物」を最初に食べる、または多めにする。
そんな簡単なことで、太りにくくなったり、血糖値の上昇をゆるやかにしたりする効果があるのです。