[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ
-第2回 足腰に負担をかけない歩き方
上半身をまっすぐに保って歩く
皆さんは、ウォーキングするときに姿勢を意識して歩いていますか。
誤ったウォーキングフォームで多いのが、上半身が先行する「前のめり歩行」(図1の左)です。上半身が先行して前のめりになり、躓いて転倒する危険性があります。
逆に下半身が先行する「反り返り歩行」(図1の右)では、腰が反り返ることで着地足のブレーキングが強くなって、足腰への負担が増加します。
「前のめり歩行」は、下を見て歩く人に多い歩き方で、また、脚力が衰えて下半身が遅れることが原因です。「反り返り歩行」は、脚力以上に歩幅を伸ばし過ぎるのが原因です。前回も触れましたが、年齢を重ねて筋力が衰えているのにもかかわらず、若いときと同じつもりで無理に大きな歩幅で歩くと、その衝撃で足腰を痛めてしまいますので注意しましょう。
セーフティウォーキングでは、上半身をまっすぐに保って歩きます(図2)。練習するときは、適度な歩幅で接地脚の上に骨盤・背骨・頭をまっすぐにのせるように意識して歩いてください。