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[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

-第3回 バランスのよい歩き方

あなたは外股歩き?内股歩き? 関節を捻じらないで歩く

歩き方は十人十色ですが、比較的よく見かけるのは外股歩きと内股歩きです。

外股歩きで多いのは、つま先が外を向いて膝は正面を向いている歩き方です。このような歩き方は、膝と足首の関節が捻じれて、後ろから見ると踵の骨は内側に傾く傾向があります。

また、内股歩きは、つま先が内側を向いて膝もやや内側を向いています。こんな場合も股関節と膝、足首の関節が捻じれて、踵の骨は外側に傾く傾向があります。

外股・内股いずれの場合も膝や足に故障を起こしやすく、特に内股歩きでは、足首捻挫や転倒の危険性も高くなります。
また、このようなアンバランスな歩き方は、靴の踵部分(ヒールカウンター)が崩れたり、靴底の内側や外側が偏ってすり減る傾向があります。

 

セーフティウォーキングでは、つま先と膝を進行方向、または、やや外側に向けて関節を捻じらないようにまっすぐに正面を向いて歩きます。

 

著者プロフィール:土井 龍雄(健康運動指導士/アスレチックトレーナー)
1975年大阪教育大学卒業。1975年より岸和田市立福祉総合センター、1980年よりダイナミックスポーツ医学研究所にてトレーナーとして勤務。2014年同顧問に就任。年間およそ2,000名にセーフティウォーキングを指導。
著書は「歩行寿命が延びる!セーフティウォーキング ― 脱・ロコモティブシンドローム ―」(三省堂)、「歩く人。長生きするには理由がある」(三省堂)。
東日本大震災で仮設住宅の高齢者が抱えるロコモへの対策をきっかけに開始した「歩く人。」プロジェクトに参画。この事業は2017年度(平成29年度)運動器の10年・日本賞を受賞。

 

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