公園などで一生懸命歩いている人の中には、前方にばかり腕を振り上げて、後方へ振れていないケースをときどき見かけます。
歩くときの下半身の動きは、前方へ振り出す脚と後方へ蹴り出す脚の前後バランスをとることが重要です。そして腕振りも、この脚の運びに合わせて前方への振り上げと後方への振り出しが連動しなければなりません。
図1の左のように前方にばかり腕を振り上げて歩く人は、上半身が反り返って、脚を後ろへ蹴り出せない歩き方になりがちです。図1の右のように、下半身の上に上半身をまっすぐに載せて、バランスよく前後に腕を振って歩きましょう。