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[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

-第7回 腕振りパワーを活かす

脚の運びと腕振りの合わせ方

では、どのように脚の運びと腕振りを合わせればよいのでしょうか?ここでは、2通りの方法をご紹介します。

ひとつ目は、前方へ振り出した脚が着地して上半身が乗り込む瞬間に、前方へ振り上げた腕を体側に振り下ろすタイミングを合わせる方法です(図2)。
左(右)の乗り込み脚に右(左)の振り下ろし腕を「合わす」「合わす」と繰り返し練習してください。はじめは、両側を交互に意識するのは難しいので、片側のみに意識を集中しましょう。


 

ふたつ目は、乗り込み脚に、後ろへ振り出した腕を体側に振り戻すタイミングを合わせる方法です(図3)。
これは、左(右)の乗り込み脚に左(右)の振り戻し腕を合わせる動作を繰り返し練習してください。


 

これらのように、脚の運びと腕振りのタイミングの合った歩き方ができると、下半身と上半身のパワーがまとまってブレのないスムーズな推進力が生まれ、滑らかに歩くことができます。

 

著者プロフィール:土井 龍雄(健康運動指導士/アスレチックトレーナー)
1975年大阪教育大学卒業。1975年より岸和田市立福祉総合センター、1980年よりダイナミックスポーツ医学研究所にてトレーナーとして勤務。2014年同顧問に就任。年間およそ2,000名にセーフティウォーキングを指導。
著書は「歩行寿命が延びる!セーフティウォーキング ― 脱・ロコモティブシンドローム ―」(三省堂)、「歩く人。長生きするには理由がある」(三省堂)。
東日本大震災で仮設住宅の高齢者が抱えるロコモへの対策をきっかけに開始した「歩く人。」プロジェクトに参画。この事業は2017年度(平成29年度)運動器の10年・日本賞を受賞。

 

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