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Come On! 糖尿病教室

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-第8回 糖尿病神経障害

糖尿病で最初に現れる合併症、神経障害

皆さんこんにちは(^O^)
糖尿病療養指導士(CDEJ)の小宮山です。
前回は、糖尿病に出現する合併症の大血管障害『脳血管障害』についてのお話をしました。今回は糖尿病3大合併症のうち、最も早い時期に出現してくる『神経障害』についてのお話です。

このコラムでも第3回の血糖コントロールの中で、3大合併症とは、神経障害、網膜症、腎症のことで、神経障害は手や足のしびれや感覚障害など引き起こし、合併症は「神経・目・腎」の順番に進行しますので『しめじ』と覚えると覚えやすいです、とご説明しました。
つまり合併症では神経障害が一番早く出現してくるのです。

糖尿病神経障害は、高血糖によって末梢神経が障害されている状態のことを言います。
一言で神経障害といっても、神経には感覚神経、運動神経や自律神経など、いろんな神経があります。体中をめぐる神経を大きく分類すると、脳や脊髄などの中枢神経系と末梢神経に分かれます。さらにこの末梢神経には、体性神経系である運動神経と知覚神経、そして自律神経系である交感神経と副交感神経があります。

今回お話しする糖尿病神経障害は、体性神経系である、運動神経や知覚神経に関わるものです。

 

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