[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ
-第19回 足の機能を取り戻すウォーキングシューズ-その1
足に合ったシューズを選ぶ
いろいろな路面を歩く時、鋭利なものを踏むなどして、足を傷つけないように保護するのがシューズを履く第一の理由です。しかし、足の動きを邪魔するようなシューズは願い下げです。シューズを履いていても裸足で歩くように足は自由な動きを求めています。
この要求を満たすには、先ず、足のサイズに合ったシューズを履くことです。合わせるポイントは長さと幅です。
長さは合っている? チェック
長さは、かかとを地面にトントンして、かかと側の隙間をなくします。そして、足に体重をかけたとき、つま先側に1cm程の隙間があればOKです。なお、靴底の母趾球のあたりが曲がるとき図1右のように、シューズが一番窮屈になるので、指先があたらないか歩いてチェックすることも必要です。体重がかかると足は少し膨らむので、必ず体重をかけてチェックしてください。
幅は合っている? チェック
幅は、かかとと前足部の横幅がシューズにピッタリと合っているか確認します。横幅が緩いと靴の中で足がずれ(図2左)、窮屈だと締め付けられて痛みを起こします。靴ひもを締めるときは、前足部は足指が自由に動く程度に、足首部は踵が動かないようにしっかり目に(図2右)しましょう。