Come On! 糖尿病教室
-第19回 糖尿病と歯のケア-その1
糖尿病患者にとって、口腔ケアはとても大切です
皆さんこんにちは(^O^)
糖尿病療養指導士(CDEJ)の小宮山です。
この数回で、1型糖尿病患者さんに関する話題を中心にお話をしてきました(第15回~第18回)。
今回は前回までと少し趣向を変えて、糖尿病と歯に関するお話をします。
6月は何かと歯科に関する話題が多かったのをお気づきでしょうか。6月4日(ムシ歯)にちなんで6月4日~10日は歯と口の健康週間ということで、糖尿病関係の雑誌や新聞などでも毎年6月は歯に関する話題が多く取り上げられます。
糖尿病療養指導では、歯のケア(口腔ケア)についての指導は、主に看護師さんや歯科衛生士さんがされている施設が多いです。糖尿病療養指導士は、検査の説明をしているときにお薬の相談を受けることがよくあり、患者さんの悩んでいることを主治医や関係のスタッフに伝えるチーム医療を行っていますから、患者さんの相談に対して「この分野のことはわからない」ということが極力ないように、普段から広い分野の内容の知識習得に努め、患者さんのよろず事相談に、もちろん歯のケアについても対応できるようにしています。
糖尿病患者さんにとって口腔ケアはとても大切なことです。では、糖尿病と歯にどんな関係があるのでしょうか?今回は、地域認定糖尿病療養指導士(ローカルCDE)でもある歯科衛生士と患者さんのお話をご紹介したいと思います。