[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ
-第26回 ウォーキングと呼吸
良い呼吸は、歩くエネルギーを生み出し、脳を活性化させる!
わたしたちは呼吸をすることで体内に酸素を取り入れ、糖や脂肪を燃焼し、炭酸ガスを放出(ガス交換)して活動エネルギーを生み出しています。
とくに歩行時は、通常よりも筋肉がよく働き、より多くのエネルギーが必要になるので、ガス交換を円滑に行う良い呼吸が必要です。また、「呼吸を制する者は人生を制する」と言われています。それは、呼吸が脳の働きや感情にも影響を及ぼすからです。
昔、空海(弘法大師)は、四国の山中を歩きながら御真言を唱える修行をして悟りを得たとされています。御真言を唱えながら歩くことでリズミカルな良い呼吸になり、それが脳と感情に良い影響を与えたのも無関係ではないと思います。
今回は、歩くときの良い呼吸についてお伝えしたいと思います。