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[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

-第26回 ウォーキングと呼吸

良い呼吸のコツは、鼻呼吸と歩調に合わせること!

鼻呼吸を心がける

無意識のうちに口もとが開いていて、口呼吸になっていませんか?
鼻はフィルターですので、外気は、必ず鼻から吸ってください。吸った空気は、鼻腔と副鼻腔を通って、気管から肺へ取り込まれます。この間に繊毛と粘膜が塵や埃を除去してくれます。途中には、扁桃組織があって有害な物質を殺菌してくれます。そして、乾燥した冷たい外気は加温加湿することができます。
 

歩調に合わせて、リズミカルに呼吸

ウォーキングは同じリズムをくり返す運動ですので、歩調や腕振りに合わせるとリズミカルな呼吸ができます。なお、呼吸は、通常、呼気を長くする方が良いので、ゆっくりと歩くときは、4歩吐いて2歩吸うというように吐く歩数を多くします(図4の左)。ただし、速歩になって呼吸が苦しくなると、2歩吐いて2歩吸うというように呼気と吸気を同じリズムにしてください(図4の右)。

 

 

著者プロフィール:土井 龍雄(健康運動指導士/アスレチックトレーナー)
1975年大阪教育大学卒業。1975年より岸和田市立福祉総合センター、1980年よりダイナミックスポーツ医学研究所にてトレーナーとして勤務。2014年同顧問に就任。年間およそ2,000名にセーフティウォーキングを指導。
著書は「歩行寿命が延びる!セーフティウォーキング ― 脱・ロコモティブシンドローム ―」(三省堂)、「歩く人。長生きするには理由がある」(三省堂)。
東日本大震災で仮設住宅の高齢者が抱えるロコモへの対策をきっかけに開始した「歩く人。」プロジェクトに参画。この事業は2017年度(平成29年度)運動器の10年・日本賞を受賞。

 

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