[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ
-第26回 ウォーキングと呼吸
良い姿勢で歩くと、良い呼吸ができる!
姿勢をただして、胸郭を開く
良い呼吸をするには、たくさんの空気を吸い込めるように胸郭を開かねばなりません。
そのためには、いかり肩で下を見て胸をすぼめた姿勢(図2の左)ではなく、肩の力をぬいて顔を起こし、肩を後ろへ引いて胸を開く姿勢(図2の右)をとって歩いてください。見た目に美しいのはもちろん、胸郭が開かれていることで酸素をしっかり取り込むことができる歩行姿勢です。
丹田呼吸で横隔膜をしっかり動かす
また、たくさん空気を吸い込むには、「しっかりと吐いて(呼気)、楽に吸う(吸気)」を心がけてください。気を呼ぶという字が示すように、呼気を十分行うことが、自然に大きな吸気を呼び込みます。
そして、丹田(下腹部)を締めるように意識して息を十分吐くと、横隔膜がよく動いて大きな呼吸ができるようになります。