[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ
-第29回 キャッチ歩行で着地衝撃を和らげる
足腰への衝撃を軽減する、キャッチ歩行とは
キャッチボールをする時、飛んでくるボールに対してグラブを突きだして捕球するでしょうか?いいえ、グラブを引いてボールを迎い入れると思います。マカウ選手のキャッチ走法とは、これと同じやり方です。走るとき、前方から向かってくる地面に対して、振り出した足を突っ張って着地するのではなく、引いて地面を迎え入れます。このような着地は、足腰に加わる衝撃をうんと軽減してくれます。
これは、ウォーキングの場合も同じです。図1の左は、地面に足を突っ張って着地する歩き方。右は、足を引いて着地するキャッチ歩行です。赤い矢印で示す床反力に大きな差が生じます。
キャッチ歩行のポイントは、次の4つです。
①歩幅を少し狭くする。
②振り出した足を手前に引きながら着地する。
③かかとで地面を擦りながら、足裏全体で着地。
④膝を少し曲げて、軟らかく体重を受ける。