[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ
-第29回 キャッチ歩行で着地衝撃を和らげる
キャッチ歩行のための筋力づくり
キャッチ歩行で歩くには、振り出した足を手前に引き込む筋力が必要です。その筋トレは、太ももの後面を強化するヒップアップ(図3)です(詳細は、第12回を参照)。スムーズなキャッチ歩行ができるように毎日実行しましょう。
また、キャッチ歩行とヒップアップを行った後には、太もも後面の柔軟性を保つために股関節を前後に開くストレッチ体操(図4)を必ず行っておきましょう(詳細は、第4回を参照)。
著者プロフィール:土井 龍雄(健康運動指導士/アスレチックトレーナー)
1975年大阪教育大学卒業。1975年より岸和田市立福祉総合センター、1980年よりダイナミックスポーツ医学研究所にてトレーナーとして勤務。2014年同顧問に就任。年間およそ2,000名にセーフティウォーキングを指導。
著書は「歩行寿命が延びる!セーフティウォーキング ― 脱・ロコモティブシンドローム ―」(三省堂)、「歩く人。長生きするには理由がある」(三省堂)。
東日本大震災で仮設住宅の高齢者が抱えるロコモへの対策をきっかけに開始した「歩く人。」プロジェクトに参画。この事業は2017年度(平成29年度)運動器の10年・日本賞を受賞。