[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ
-第12回 腰の安定性を高める筋トレ-その1
腰の安定性を高めるトレーニング-ヒップアップ運動
やり方
準備姿勢は上向きに寝て両足を15~20cm開き、つま先を上げて、約90°に膝を曲げます。トレーニング姿勢は、息を吐きながらお尻を締めて、腰を床から5cm程上げて4~5秒キープします。そして、ゆっくり準備姿勢に戻って息を吸います。この動作を5~10回、「少しきつい」と感じる回数をめやすに繰り返します。
いかがでしょうか。もしもやってみて余裕がある人は、膝の角度を少し大きくしてチャレンジしてみてください。
なお、これらのヒップアップ運動の後には、強化した筋肉の緊張をほぐすために第4回でご紹介した「股関節を前後に開くストレッチ体操」を行ってください。
著者プロフィール:土井 龍雄(健康運動指導士/アスレチックトレーナー)
1975年大阪教育大学卒業。1975年より岸和田市立福祉総合センター、1980年よりダイナミックスポーツ医学研究所にてトレーナーとして勤務。2014年同顧問に就任。年間およそ2,000名にセーフティウォーキングを指導。
著書は「歩行寿命が延びる!セーフティウォーキング ― 脱・ロコモティブシンドローム ―」(三省堂)、「歩く人。長生きするには理由がある」(三省堂)。
東日本大震災で仮設住宅の高齢者が抱えるロコモへの対策をきっかけに開始した「歩く人。」プロジェクトに参画。この事業は2017年度(平成29年度)運動器の10年・日本賞を受賞。