[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ
-第38回 あなたは大丈夫?「ロコモ」チェック
ロコモを調べる:運動機能テスト-2
2ステップテスト
※このテストを行うときの注意点
・痛みのある人や立位姿勢が不安定な人はやめましょう。
・準備運動として、その場足踏みや足腰のストレッチ体操を行いましょう。
・ジャンプ、突っ張りなどの強い踏み出し動作にならないようにしましょう。
・滑りにくい床で行いましょう。
総合判定
ロコモ25、立ち上がりテスト、2ステップテストのいずれかひとつでも「ロコモ度1」または「ロコモ度2」となった場合は、「ロコモの疑いあり」と判定されます。
ロコモの疑いのある方は、整形外科のロコモ外来でご相談ください。また、現在、ロコモではない方も、これまでの当コラムでお伝えしてきた予防のためのウォーキングとトレーニングを行ってください。
著者プロフィール:土井 龍雄(健康運動指導士/アスレチックトレーナー)
1975年大阪教育大学卒業。1975年より岸和田市立福祉総合センター、1980年よりダイナミックスポーツ医学研究所にてトレーナーとして勤務。2014年同顧問に就任。年間およそ2,000名にセーフティウォーキングを指導。
著書は「歩行寿命が延びる!セーフティウォーキング ― 脱・ロコモティブシンドローム ―」(三省堂)、「歩く人。長生きするには理由がある」(三省堂)。
東日本大震災で仮設住宅の高齢者が抱えるロコモへの対策をきっかけに開始した「歩く人。」プロジェクトに参画。この事業は2017年度(平成29年度)運動器の10年・日本賞を受賞。