[糖尿病運動] セーフティウォーキングのススメ

－第50回登山のためのコンディショニング－その1

スポーツの継続は、コンディシニョングから

先日、イチロー選手の大リーグ3,000本安打が達成されました。競技レベルのスポーツは、土台に心と体があり、その上に技術と戦略が積み上げられたピラミッドで説明されます。イチロー選手はこのピラミッドを理解し、コンディショニングを実践している非常に優秀なアスリートです。コンディショニングとは、調整・調節という意味で、スポーツ理論では「体調づくり：心と体を強化し、調整する」という意味で用いられています。

近年、アスリートの競技寿命が延びていますが、それは、コンディショニングが重視されてきた結果です。とくに体力は20歳台をピークに下降していくので、歳をとるほど体力低下を食い止めるための体力づくりや合理的な技術の習得が必要です。これは一般人でも同じで、とくにスポーツ愛好家の場合は、ゴルフやスキー、テニス、登山といったスポーツをいつまでも継続するために、コンディショニングを心がけていただきたいと思います。

そこで、今回から愛好家が多い登山を取り上げ、いつまでも山歩きをするためのコンディショニングについてご紹介したいと思います。