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[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

-第50回 登山のためのコンディショニング-その1

登山での上りの歩き方:ポイント①

上り坂の歩き方は、第9回でもお伝えしましたが、登山では斜度が変化する長距離の坂を歩き続けなければなりません。そこで心がけることは、できるだけ楽に歩く経済的な歩き方です。以下、その5つのポイントをお伝えします。

ポイント① 小股で歩く

運動時のエネルギー源は、糖と脂肪です。糖は体内エネルギー全体の約1%しかなく、脳を働かせる、大きな力を出す、そして、筋肉の動かし始めの着火剤、これが主な役割です。それに比べて、脂肪は体内に無尽蔵に蓄えられているエネルギー源です。日常生活の動作のような、小さな力を出すときに使われます。

酸素を用いてエネルギーを生み出す運動を有酸素運動といいます。比較的軽い運動で、主に脂肪をエネルギー源とします。一方、無酸素でエネルギーを生み出す運動を無酸素運動といいます。きつい運動で主に糖をエネルギー源とします。

上り坂の歩行は、体を上に持ち上げていく運動なので、歩幅を広げるとすぐに運動強度が上がって無酸素運動になってしまいます。これを有酸素運動のまま保つためには、できるだけ「小股で歩く」ことです。
1%しかない糖ではなく、脂肪をエネルギー源にすることで長丁場の上り坂を踏破できます。

 

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