[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ
-第60回 ウォーキングとゴルフ-その2
ポイント⑥:ゴルフスイングは、骨盤を土台にして回旋する
右打ちの場合、テイクバックで骨盤を右に回旋します。ただし、右股関節を軸にしたブレない回旋が大切です。
ブレを防ぐには、右膝を少し曲げて固定し、前後左右に動かさないようにします。つぎに、トップからのダウンスイングに合わせて右足を踏み込み、地面からの反力を受けます。この反力を利用して骨盤を左へ回旋します。回旋力は体幹から肩甲骨、さらに上肢、クラブへ伝達されます。
骨盤が土台となった回旋力は鞭がしなるように各部位へと伝わることで加速し、先端のクラブヘッドが走るショットを生み出します。
著者プロフィール:土井 龍雄(健康運動指導士/アスレチックトレーナー)
1975年大阪教育大学卒業。1975年より岸和田市立福祉総合センター、1980年よりダイナミックスポーツ医学研究所にてトレーナーとして勤務。2014年同顧問に就任。年間およそ2,000名にセーフティウォーキングを指導。
著書は「歩行寿命が延びる!セーフティウォーキング ― 脱・ロコモティブシンドローム ―」(三省堂)、「歩く人。長生きするには理由がある」(三省堂)。
東日本大震災で仮設住宅の高齢者が抱えるロコモへの対策をきっかけに開始した「歩く人。」プロジェクトに参画。この事業は2017年度(平成29年度)運動器の10年・日本賞を受賞。