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[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

-第73回(最終回) 肩こりを防ぐ-その2

ワンハンドローイング後に行う、下向き振り子ストレッチ

下向き振り子ストレッチ

トレーニング後には、強化した筋をほぐす下向き振り子ストレッチを行ってください。

・ワンハンドローイングのスタート姿勢から、重りを持った腕を柱時計の振り子のように前後に振る。
・重りは肩後面と肩甲骨の内側が気持ちよく伸ばされる範囲で加減。
・振り子の時間は30~60秒間を目安にする。

 

最終回にあたって

73回にわたって、セーフティウォーキングのコラムをご愛読いただきありがとうございました。
健康づくりのためには、食息動想(栄養・休養・運動・メンタル)を整えることが基本です。このコラムでは、運動の主である「歩くこと」をテーマに、いつまでも元気に歩くための具体策についてお伝えしてきました。
今、約90%の方が平均10年間、歩行障害を抱えて人生の終盤期を過ごしています。また、しっかり歩けないことで、糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞、認知症などの疾患を誘発しています。歩行寿命を延ばすことは健康寿命を延ばすことに繋がります。ときどき、このコラムを読み返されて最期までご自身の脚で歩く一助としていただければ幸甚です。
終わりに、連載の機会をいただいたインクロム株式会社と企画・イラスト作成・編集を担当された大谷強様、三野由紀子様に厚く御礼申し上げます。

 

著者プロフィール:土井 龍雄(健康運動指導士/アスレチックトレーナー)
1975年大阪教育大学卒業。1975年より岸和田市立福祉総合センター、1980年よりダイナミックスポーツ医学研究所にてトレーナーとして勤務。2014年同顧問に就任。年間およそ2,000名にセーフティウォーキングを指導。
著書は「歩行寿命が延びる!セーフティウォーキング ― 脱・ロコモティブシンドローム ―」(三省堂)、「歩く人。長生きするには理由がある」(三省堂)。
東日本大震災で仮設住宅の高齢者が抱えるロコモへの対策をきっかけに開始した「歩く人。」プロジェクトに参画。この事業は2017年度(平成29年度)運動器の10年・日本賞を受賞。
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